2026/6/14
安中市議会議員のうさみ誠です。
定例会中の慌ただしい日々が続いておりますが、今日は議会の合間を縫って、知人に誘ってもらい、隣の高崎市で開催された講演会に参加してまいりました。
今回は、現代の子どもたちが抱えるリアルな悩みと、私たち大人がどのように子どもたちに寄り添うべきかという、教育・福祉の観点からも非常に重要で深い学びを得ることができました。
今回の講演会は、高崎市を中心に活動されているNPO法人「時をつむぐ会」が主催されたもので、タイトルが「生きづらさを抱える子どもたち 」~大人の関わり方の『処方箋』~というものでした。

講師を務められたのは、日々多くのシビアな現場や心の問題と向き合われている中泉メンタルクリニックの有賀先生です。有賀先生が実際の診察を通して日々考えておられる“大人の関わり方”について、現場の生の声に基づいた貴重なお話を伺うことができました。
有賀先生のお話は、統計データに基づく客観的な子どもたちの現状から、最新の環境変化まで多岐にわたり、どれも深く考えさせられるものばかりでした。
不登校や発達障害を抱える子どもたちのデータを見つめ直す中で、有賀先生は「『発達障害』という大きな言葉のくくりだけで子どもを判断してはならない」と強く訴えられていました。大切なのは、そのラベルではなく、目の前にいる「その子個人」をしっかりと見て、何に困っているのかを理解することです。
現代の思春期における人付き合いの難しさは、子どもの「性格の弱さ」などが原因ではなく、ショート動画の連続視聴をはじめとするデジタル技術や、それを取り巻く環境的な面が大きく影響しているという指摘は目から鱗でした。 また、親友のふりをした敵を意味する「フレネミー(フレンド+エネミー)」という造語も紹介されました。この表面的で歪んだ関係性が、現代の複雑ないじめにもつながるものがある問題点は、大人が特に注意深く見守らなければならない部分です。
子ども時代に抱えた生きづらさは、解消されなければそのまま大人になっても続いてしまいます。さらに深刻なのは、ヤングケアラーをはじめとする過酷な環境に置かれた子どもたちが、その異常な状況を「普通の環境」だと思い込んでしまうことです。本人が SOS を出せないため、周囲が異変に気づきにくく、行政や周囲の支援が届きにくいという構造的な課題を改めて痛感しました。
有賀先生が最後に示してくださった大人の関わり方の「処方箋」。それは、「上からの立場で子どもを変えようとするのではなく、横からの立場で子どもの気持ちを一緒に感じること」でした。
指導する、正す、という縦の関係ではなく、同じ目線に立って「今、どんな気持ちなんだろう」と共感する姿勢こそが、子どもたちの心をひらき、安心できる居場所を作る第一歩になります。
「あなたの一歩がつながるまちづくり」
今回学んだ「横からの目線」での関わり方を胸に、家庭や地域、そして市政の場においても、安中のすべての子どもたちが健やかに、自分らしく生きられるまちづくりを目指して、これからも一歩一歩政策を提言してまいります!
安中の未来を一歩先へ。これからも、うさみ誠の活動をよろしくお願いいたします!
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