2026/6/27
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
お子さんがスマートフォンやタブレットで生成AIを使っている姿を見て、「このまま使わせて大丈夫だろうか」と感じたことのある保護者の方は少なくないのではないでしょうか。今、世界各国で子どもと生成AIの距離感を見直す動きが広がっています。
● ノルウェーが小学校での生成AI利用を原則禁止へ
ノルウェー政府は、6歳から13歳の小学校段階で生成AIの利用を原則禁止する方針を発表しました。14歳から16歳については、教師の監督のもとで使用を認めるとしています。
背景には、ノルウェー国内で学力低下の傾向が指摘されていることがあります。生成AIに頼ることで、子どもたちが自分の頭で考え、文章を書く力が育ちにくくなっているのではないか――そうした懸念が今回の判断につながりました。
こうした動きはノルウェーだけにとどまりません。UAE(アラブ首長国連邦)では13歳未満の使用を禁止し、試験での利用も認めていません。中国でも小学生の利用を禁止しており、教員が試験問題の作成補助にAIを使うことも制限しています。2024年にはスウェーデンやフィンランドでもデジタル教育全体を見直す動きが進んでおり、教育現場でのAI活用のあり方は世界的な課題となっています。
● 「便利さ」と「考える力」のバランスをどう取るか
生成AIは大人にとっても便利なツールです。しかし、学びの途上にある子どもたちにとっては、調べる過程や試行錯誤そのものが大切な学習体験でもあります。AIが簡単に答えを出してくれる環境のなかで、思考力や表現力をどう育てていくか。これは各国が共通して直面している問いです。
日本でもAIの教育利用に関する議論が進んでいますが、一律の禁止ではなく、年齢や発達段階に応じた適切なルールづくりが求められています。
神戸市北区にも多くの小中学校があり、保護者の皆さまにとって、お子さんの学習環境は身近で切実なテーマだと思います。私、大塚公彦は、世界の動向も注視しながら、子どもたちが安心して学べる環境づくりに向けて、地域の声を県政に届けてまいります。
(出典:日本経済新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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