2026/3/30
今回の一般質問では、学校健診における「脊柱側弯症検診」について取り上げました。
脊柱側弯症は、背骨が左右に曲がり、ねじれを伴う疾患です。特に成長期の子どもに見られることがあり、進行すると外見上の変化だけでなく、腰や背中の痛み、呼吸機能への影響、重度の場合には手術が必要となることもあります。しかも、初期段階では本人に自覚症状が少なく、痛みがないまま進行してしまうこともあるため、学校健診による早期発見がとても重要です。
帯広市では、学校保健安全法に基づき、小学校、中学校、義務教育学校の学校健診の中で脊柱側弯症の確認を行っています。現在は、国の健康診断マニュアルに基づき、問診票の内容を参考にしながら、視診や触診によって確認しているとのことでした。
もちろん、学校健診の中でしっかり実施されていること自体は大切です。しかし一方で、脊柱側弯症は初期には見た目の変化が分かりにくい場合もあり、目視中心の方法だけでは見逃しや判断のばらつきが生じる可能性もあります。
そこで私は、近年他自治体でも導入が進みつつある、スコリオメーターなどの機器を活用した客観的な測定について質問しました。こうした機器を用いることで、より正確で均質なスクリーニングが可能となり、早期発見につながる可能性があります。
早い段階で異変を把握できれば、経過観察や装具療法など適切な対応につながり、症状の進行を抑えたり、将来的な手術を回避できたりする可能性もあります。これは子ども本人や保護者の負担軽減だけでなく、将来的な医療負担の軽減という観点からも重要です。
市からは、国としても脊柱側弯症検診への検査機器の導入について、より正確で均質な検診につながるものと認識しており、理解増進に向けた取組を進めているとの答弁がありました。また、北海道や北海道市長会を通じて、検査機器の整備に向けた財源措置を要望していることも示されました。
国も必要性を認識し、財源確保に向けた要望も行われていることは前向きな動きだと受け止めています。
子どもの健康課題は、重症化してから対応するのではなく、早く気づき、早く支えることが何より大切です。脊柱側弯症検診もその大切な一つです。
成長期の早期発見は、将来的な重症化や手術回避にもつながる重要な取組です。今後も国の動向を注視しながら、帯広市として導入可能性の検討を進め、検診の精度向上とその後のフォロー体制の強化につなげていくべきだと考えています。
子どもたちが安心して成長できる環境を整えるため、これからも学校健診の充実と予防医療の強化を提案してまいります。
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