2026/3/21
3月19日の予算委員会にて、表題の事業を含む補正予算案の採決が行われました。結果から申し上げますと、市長が提案した「原案」も、私が提案した「修正案」も、過半数の賛同を得られず、どちらも否決(廃案)となりました。
どのような議論があり、なぜ私が修正案を提出したのか、その経緯をご報告させていただきます。
今回議論となったのは、大きく分けて以下の2つの事業です。
① 既存施設を活用した「こどもの遊び場」整備(約2000万円)
市内4カ所の既存施設を活用し、屋内の遊び場を整備する計画です。
峰山福祉センター: 子育て相談窓口の併設や、障害の有無に関わらず遊べるインクルーシブな空間
網野らぽーと: 図書館と連携し、年齢に応じたゾーニング(棲み分け)ができる遊びと学びの場
久美浜庁舎: 地域の方々と連携した、多世代交流や体験の場
丹後庁舎: 庁舎内の遊び場に加え、出向かなくても遊べる移動式の仕組み
② マイン周辺の「都市拠点多世代交流施設」建設(建設費約56〜68億円、65年間の総額約180〜200億円規模)
新たな交流拠点施設を建設するための、基本設計業務に関する予算です。
■ なぜ「修正案」を提出したのか
②のプロジェクトについては、京丹後市の未来の顔をつくる重要な事業です。市の執行部としても最善策として提案されたものと受け止めていますが、事業規模が非常に大きく、進め方を含めて市民の皆様や議会でも意見が大きく分かれているのが現状です。私にも、進めてほしいという声と、ストップさせてほしいという声の両方が強く届きます。
少なくとも、判断に必要な情報がまだ未確定だと思い、「現段階で拙速に決着をつけるべきではなく、さらに丁寧な議論が必要だ」と判断しました。
一方で、①の「こどもの遊び場」整備は、今すぐ進めるべき事業です。大がかりな新施設でなくとも、「天候を気にせず、休日にふらっと遊びに行ける場所がほしい」という市民の皆様の切実な声に応えるものです。この事業については、大型施設の賛否に関わらず、多くの議員に必要だと共感していただけると考えました。
だからこそ、私は「②の大型施設の計画は一旦先送り、①の身近な遊び場づくりをまずは先行して進める」という修正予算案を提出しました。この修正案なら直ちに議論を止めることなく、市民ニーズを解消することができたはずです。
■ 委員会の採決結果と今後について
私が提出した修正案には、8名の議員から賛同をいただきましたが、過半数にはあと1歩届かず否決となりました。
その後、市の原案(①と②の両方を進める案)についても採決が行われましたが、こちらも賛成少数で同じく否決。委員会のルール上、過半数を得られない場合は順次廃案となるため、今回はどちらの事業も進められないという結論に至りました。
今回、自ら議案の提案者となり、他議員に賛同を求めるという経験を通じ、本当にフタをあけてみるまで採決結果はわからないものだなと、自分の未熟さも痛感しました。
しかし、何より「身近なこどもの遊び場」を待ち望む声が確かにあることは間違いありません。この悔しさを真摯に受け止め、引き続き全力で活動してまいります。
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ホーム>政党・政治家>鳴海 まさのり (ナルミ マサノリ)>【京丹後市議会】4拠点での「こどもの遊び場」整備と「都市拠点多世代交流施設」の予算案について