2026/4/3
清明の候、光も澄みわたり、草木の芽吹きに春の深まりを感じる頃となりました。皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今月のコラムでは、3月27日(金)に行われました福祉教育委員会の陳情審査について、ご報告いたします。
福祉教育委員会では、徳倉小学校に特別支援学級の設置を求める陳情が審査されました。
結果は次の通りです。
① 徳倉小学校への特別支援学級の早期設置 → 趣旨採択
② 柔軟な教室確保・編成 → 否決
③ 保護者や関係者への丁寧な説明と計画的整備 → 採択
特に①が趣旨採択となったことは、
「徳倉小学校への特別支援学級の設置は必要である」と、委員会としてその趣旨が認められたことを意味します。
今回の判断の背景には、学区外へ通う児童が15人と市内最多である実態、さらに兄弟姉妹が別々の学校に通っている、送迎の負担が重い家庭があるなどの切実な状況があります。こうした現状を受け、徳倉小学校区の保護者の皆様の想いが市議会を動かし、これまで慎重であった市の姿勢を前進させる結果となりました。
今回の議論では、三島市全体の課題も明確になりました。
別表1のように三島市の特別支援学級の設置校率は、42.9%(14校中6校)にとどまり、全国平均(87.8%)、静岡県平均(75.4%)を大きく下回り、県内でもワースト5位という状況です。
さらに、徳倉小学校区は令和7年10月2日時点の出生数が32人で市内最多と、今後も児童数の増加が見込まれる地域です。
加えて、学区外に通っている児童生徒の数も市内で最も多いことが明らかとなりました。
こうした実態を踏まえ、委員会ではこれまでの「中学校区」優先という考え方に加え、「学区外通学者が多い地域にも配慮すべき」との付帯意見が付され、実態重視の視点が明確に示されました。

表1:三島市及び近隣自治体 特別支援学級・設置校率(推移)参考「静岡県 学校基本調査 小学校1総括表」より作成
現在、三島市は特別支援学級を年1校ペースで整備することを目標にしています。しかし、今回の委員会では、このペースではニーズに追いつかないので整備を加速すべき。との意見が出されました。
徳倉小学校の課題は、決して一校だけの問題ではありません。
同様の状況は、他の地域にも存在しています。
今回動いたのは、「制度」ではなく「人の声」です。
だからこそ、この流れを一過性で終わらせず、具体的な整備の加速へとつなげていく責任があります。
子どもたちが住み慣れた地域で学べること。それは守られるべき当たり前の環境です。
そして今回、その当たり前を実現するために、保護者の皆様の声が、確かに政治を動かしました。
次は「実現」です。子どもたちの時間は待ってくれません。
私はこれからも現場の声に寄り添い、行動してまいります。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>石井 まさと (イシイ マサト)>【静岡県三島市】 徳倉小学校 特別支援学級設置へ前進 ~保護者の声が議会を動かした~