2026/4/27

令和8年橿原地区更生保護女性会総会にて、ご挨拶いたしました。
「橿原更女だより」第60号には、寄稿文も掲載していただいています。
更生保護の活動に励まれている皆さまへ敬意を込めて、また、日常をより良くするヒントとして、このメッセージが皆さまの心に届くことを願っています。
◇◇◇
=======================
🗣️ ごあいさつ
=======================
橿原市議会を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。
まずは橿原地区更生保護女性会の総会のご開催おめでとうございます。
本日を迎えるにあたって、「更生」という言葉はどういう意味があるんだろうと調べると、更生の「更」には「あらためる」という意味があるそうです。
つまり、「あらためて生きる」という言葉が更生です。
ここには2つの意味があります。
「新しくスタートをきる」という意味と、「心を入れ替えて生きる」という意味です。
そう考えると、「更生」という言葉は、過去に事情がある方だけでなく、私たちにも当てはまる言葉だと思います。
「昨日のお味噌汁しょっぱかったから今日はお味噌控えめにしよう」も更生ですし、「昨日、人にキツくあたったから今日は優しくしよう」も更生です。
皆さんの活動を「すごいな」「立派やな」という他人事で終わるのではなく、そんな風に自分事として捉えることができれば、この橿原市はもっとやさしい街になると思います。
◆◆◆

=======================
📖 「更女だより」に寄せて
=======================
橿原地区更生保護女性会の皆さまの活動に触れるたび、「人の人生を変えるものは何なのだろう」と考えます。
今回、そんな問いへの一つの答えを示してくれた物語をご紹介させてください。
それは、実話をもとにしたフランス映画『最強のふたり』です。事故で首から下が不自由になった大富豪フィリップと、スラム出身で前科のある青年ドリス。本来なら決して交わることのなかった二人が、雇用主と介護人という立場で出会い、やがて無二の親友となっていく物語です。周囲がフィリップを「かわいそうな障がい者」として腫れ物に触るように扱う中、ドリスだけは違いました。遠慮なく冗談を言い、時には本気でぶつかり、一人の対等な人間として向き合うのです。
フィリップは後にこう語ります。
「彼は私に同情していない。そこがいいんだ」と。
「更生」という道のりは、時に孤独で険しいものです。過ちを悔い、 自分を責め続けている人にとって必要なものは、「哀れみ」や「裁き」 ではなく、自分を一人の人間として信じ、対等な目線で接してくれる 「誰かの存在」です。
「人は、人との出会いによってのみ、新しく生まれ変わることができる」。
これからも皆さまの温かな眼差しが、立ち止まった心に寄り添う「最強のみかた」であり続けることを心より願い、橿原市議会を代表しての寄稿文とさせていただきます。
橿原市議会議長 うすい卓也

この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>うすい 卓也 (ウスイ タクヤ)>【橿原市】あらためて生きる