先週末、「35年目のラブレター」という映画を観ました。
一社)基礎教育保障研究所岡山自主夜間中学校が主催した上映会です。教育の機会を逃した人、特に読み書きができない人の存在は、一般にほとんど知られていません。岡山市では今回の主催団体の理事長っである城之内庸仁さんの長年の尽力で公立の自主夜間中学が設置されました。
それでもニーズは十分に満たされておらず、自主夜間中学の活動は今も続いています。
5年前、私は議会で倉敷市の対応について取り上げました。
倉敷市での設置を求めた質問に対し、岡山市の状況や不登校対策などを理由に必要性を認めない答弁でした。
作中では、読み書きができないことの残酷な現実が、静かに、しかし容赦なく描かれます。
役所の手続きができない。
仕事が制限される。
そして何より、愛する人に感謝の言葉を込めたラブレターが書けない。
学ぶことは、ただ知識を得ることではない。
人並みの人生を生きるための、尊厳そのものなのです。

議会で質問したとき、私は「教育か福祉か」と迷いました。
しかしこの映画を観て、はっきりわかりました。
これは分類以前の、人間の尊厳の問題なのだと。観終わった後も、しばらく涙が止まりませんでした。
本当に、いい機会をいただきました。
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