2026/4/8
自転車の交通違反に対して、「青切符」による取締りが導入されました。
これまで自転車は、違反しても注意や指導で済むケースが多く、いわば“グレー”な運用が続いてきました。
しかし近年、自転車による事故は決して軽視できない状況です。
歩行者との事故や、重大な過失による高額賠償の事例も報じられ、「自転車も車両である」という認識を社会全体で共有する必要性が高まっています。
その意味で、青切符の導入は一定の合理性があります。
ルールを守る人が損をせず、守らない人に一定のペナルティが科される仕組みは、公平性の観点からも重要です。
一方で、現実とのギャップも見逃せません。
例えば、自転車は原則として車道を走ることになっていますが、
実際の道路環境は必ずしも安全とは言えません。
交通量の多い幹線道路では、車道走行に強い恐怖を感じる人も少なくないでしょう。
また、歩道走行についても「どこまでが許されるのか」が分かりにくく、
ルール自体が十分に理解されているとは言えない状況です。
つまり、取締りだけが先行すれば、現場の混乱を招く可能性があります。
大切なのは、ルールの徹底と同時に、それを守れる環境を整えることです。
自転車レーンの整備や、分かりやすいルール周知、安全教育の充実。
こうした取組とセットで進めていく必要があります。
自転車は、子どもから高齢者まで幅広く利用される身近な交通手段です。
だからこそ、厳しさと現実性のバランスをどう取るのかが問われています。
安全で安心な交通環境の実現に向けて、制度と現場の両面から議論を深めていく必要があると考えます。
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ホーム>政党・政治家>すなが 和良 (スナガ カズヨシ)>自転車にも“青切符”時代へ―ルールと現実のギャップを埋められるか