2026/5/15
先の長文のご報告の最後に書かせていただきましたとおり
5月8日御浜町議会議員協議会が開催されましたので
そのご報告をさせていただきます。
ご報告にあたり、協議会で話しあわれたことを客観的に報じていただいている⬇️
“ヨシクマ新聞📰”さん記事画像をお借りして報告させていただきます🫡
(吉野熊野新聞様 いつもありがとうございますm(__)m)
記事にもあります通り、この「議員協議会」は4月21日の議会「全員協議会」での大畑町長・執行部からの説明を受けて、
今後議会としてどのように対応すべきかを話し合ったもので、
話し合いの結果、大畑町長・執行部に対し、
・市木消防車庫建設中止に伴う約1,500万円の損失問題
・志原地区津波避難タワー建設用地問題
の2点については、改めて文書での回答を求めるという方針を確認・決定しました。
※現時点、強い調査権限を使って問題を調べるための「百条委員会」の設置を求める意見は出ていません。
また、ヨシクマ新聞さん記事には書かれていませんが
4月21日の全員協議会で大畑町長が、議長の議会運営に疑問を呈したことに対しては
議会として大畑町長に「注意文書」を提出することも決定しました。
⇓以下、話し合われた内容について、詳細をご報告致します。⇓
議員協議会冒頭
髙岡議長から「全員協議会では事実関係が十分解明されなかった。議会として行政全般をチェックする使命がある。
決して「政争」ではなく、町民の生命に関わる問題として協力してほしい。」と挨拶。
議長の挨拶にあるように、今回の協議会は
結果的に約1千5百万円の費用(税金)が消防車庫がまったく建て替えられることのないまま支払われた。という事実に対し、
客観的に、その原因は何か? これは致し方なかったね。と理解・納得できる理由はあるか? 今後車庫の建て替えはどのように進めるのか?
という疑問点を、執行部のチェック機関である議会として明確に示してもらう必要がある。
議会としても住民の皆さんに対する説明責任がある。との観点で開催されたものであり
一部に報道されているような、秋の町長選挙を見据えた対立的な「政争」ではなく、
執行部に対し、町民の生命に関わる消防車庫や津波避難タワーの建設という重要な問題を解決し、
施設を一日も早く建てる「政策」提案のための協議会であります。
[市木消防車庫建設中止に伴う約1,500万円の損失問題]
この問題は、これまでも説明させていただいているとおり、
老朽化した消防車庫の建て替え工事に関する隣接地の方との「土地所有権」の問題で、
車庫の土地の所有権を主張する隣接地(代理人)の方と、
車庫の土地は売買により町有地になっていると主張しながらも、隣接地の方にその土地の固定資産税を誤課税していた町
との話し合いが平行線をたどり、建て替える計画の消防車庫の工事がおこなわれず、中止となり、
結果として約1千5百万円もの税金が、車庫が建つこともないまま、契約業者さんに「清算金」として支払われた。というものです。
この問題に関して議員協議会では
・原因をはっきりさせるために、隣接土地所有者の代理人の方を明確にすることや、100%町有地であることを明確にする売買契約書等の資料の提示を求める意見。(磯崎議員)
・個人情報を深堀りすれば隣接土地所有者の方が、地域で住みにくくなる。前向きに新たな消防車庫建設を進めるべきとの意見。(池上議員)
・「損益分岐点を明確にする」、「デッドラインを理解して事業を進める」、「事業判断のタイミングの明確化」を要望する意見。(安田議員)
などがありました。
議会として、個人情報を深堀りするようなことはすべきではありませんが、
町長はこの件に関し、最後まで隣接地所有者の方との話し合いで解決することに注力したが、
理解を得られないまま工事契約期間が差し迫り、やむを得ず工事中止を決定し、
契約に基づき「当然支払わなければならない清算金である」として約1千5百万円を支払った。と説明していますが、
住民の方と町とのトラブルにならないよう、話し合いによる解決が一番望ましいことではありますが、
結果的に1千5百万円もの税金をなにも建たないまま、ドブに捨てたような事になるのであれば、
話し合いが平行線をたどり、これ以上先送りにすると工事がおこなえない。と判断されるデッドラインとなった時点で、
弁護士さんを通じた法的な手段をとるべきではなかったのか?というのが多くの議員の考えであります。
わたしからは、前向きに新しい車庫を建てる計画についてと、1千5百万円の損失が出たことの原因の確認
その両方を問う必要がある。ことを意見しました。
ひととおり意見が出た時点で、
髙岡議長より「町民に説明できる形で、再発防止を含め全容を解明するのが議会の使命である。」との話しがあり、
全員一致で、改めて説明を求める文書を提出することが決定されました。
なお、この件に関し、強い調査権限を使って問題を調べるための「百条委員会」の設置を求める意見は、現時点では出ませんでした。
[志原地区津波避難タワー建設用地問題]
この問題は、神志山駅周辺地区に計画されている津波避難タワーの用地購入に関する費用約1千万円が、
議会に事前説明のないまま定例会当初予算案に上程され、賛成少数(賛成4:反対5)で否決され、
後日開催された臨時議会で用地購入関連予算を削除した修正予算案が上程され可決された。というもので
定例会当初予算案の採決では、髙岡議長が宇城副議長と交代して、1議員として反対討論をおこない、
表決でも「反対」を示し、賛成4:反対5 の反対多数で否決に至った。という経緯があります。
この件に関しては、まず、わたしから以下のような発言をしました。
・1千万円を超えるような大きな予算は、定例会前の「議会全員協議会」で事前説明を受けた上で議案に上程するのが基本だと考えるが、
今回はなんの説明もないまま、いきなり予算案の中に組み込まれる形で1千万円が上程された。
・予算案をだす上では、「予算書説明資料」にその予算の積算根拠を示すのが基本だが、この1千万円についてはそれさえ示されていなかった。
(後日開催された全員協議会で初めて、志原地区の公示地価1㎡19,100円×500㎡=約1千万円が積算根拠であることが町長から説明されました。)
・定例会開会後の総務産業常任委員会での担当課の説明では、建設用地は決まっていないが、用地購入時には必要な予算とだけ説明を受けていたが、髙岡議員の一般質問や、後日開催の全員協議会で、町長が「候補地」として1ヶ所を既に決めており、その土地所有者の方と水面下で用地を購入する話しが具体的に進められていることが明らかとなった。
・町長が水面下で「候補地」として決めていた用地は、
JRよりも海側の住民の方も渡って避難できると町長が考えていた場所(線路)は、
4月になってJRから8年度中に完全封鎖すると町に対し通知があり、避難できないことが明確となり、避難タワー建設用地として適切と言えない場所であることが明らかとなった。
以上、なんの事前説明もないまま、積算根拠さえ示されないまま予算計上され、議案審議に図るというやり方は、
議会のチェック機関の役割りを軽視した「白紙委任状」を叩きつけるようなものであり、否決されても致し方ないことである。
町長が水面下で「候補地」と決めていた用地が地区住民の方にとって、避難タワー建設地として適切な場所であれば良いが、
JRから線路の完全封鎖が通知されるなど、適地であるか疑問視される状況であり、
全協で町長から説明があった、地区住民の方への説明会を早急に開催し、住民の皆さんの意見を聞くべきである。
地区住民の方から適切な場所ではない。と意見があった場合、その後どのように計画を進めるかの考えも確認すべきである。
(鉄筋コンクリート製の円筒形のものにこだわるのか? 鉄骨式等も考えるのか? 敷地面積をどのように考えるのか?
専門家を交えた第三者委員会等の設置について)
という回答を求めるべきである。と提案しました。
池上議員からは
「予算を確保してから調査や住民説明を進める例もある。」と執行部側の進め方に理解を示す意見が述べられました。
が、わたしとしては、先に予算を確保する上では、せめて1千万円の積算根拠くらいは示すべきであり、
それも示さず、議会後の全員協議会で説明を求めて、初めて積算根拠が示されるような予算案の出し方に
何の疑問を持たずに承認していては、議会が「チェック機関」ではなく、単なる「追認機関」になってしまうと危惧しています。
町執行部からは、後日の全員協議会で「予算が否決されたことに関わらず、住民説明会を開催し、意見を聞いた上で事業を進める。」と
予算案否決によって、事業に遅れが生じることはない。との見解が示されており、
議会として、まずもって地区住民の皆さんへの説明会を早急に開催すること。
候補地が適地でないとの意見が出た場合の今後の事業の進め方について、
文書で回答を求めることが全員一致で決まりました。
[髙岡議長議会運営に対し、大畑町長が疑問を呈したことについて]
この問題は、大畑町長から「予算案に対し、議長が反対討論をおこない、討論が終わったら議長席に戻るのかと思ったら、
表決にまで加わり、結果議案が否決された。」と議長の議会運営に疑問を呈する発言をおこなったというものであります。
この問題に関しては、ヨシクマ新聞さん記事に記されているとおり
わたし山本から
「御浜町議会会議規則」第53条(議長の発言及び討論)の項に
「議長が議員として発言しようとするときは、議席に着き発言し、発言が終わった後、議長席に服さなければならない。
ただし討論をしたときは、その議題の表決が終わるまで、議長席に服することはできない。」と明記されており、
髙岡議長がその規則に則って反対討論をおこない、議案に「反対」の表決を示したことに
「反対討論したあと、そのまま採決に加わった」と疑問を呈するのは、
明らかに町長の誤った認識であり、その事は文書で明確に指し示すべき。と意見しました。
池上議員からは、「ルール上可能でも、公平中立の立場としてどうなのか考える必要がある。」との発言がありました。
議会の進行役である議長が、当初予算案という重要な議案に対し、議事進行を副議長と交代し、1議員として反対討論をおこない、更に反対の表決をしたという今回の議長のおこないを「是」とする意見と、「非」とする意見がでたわけですが、
他の議員の意見も聞いた上で、
議会として、議会運営の根幹をなす「議会会議規則」に則っておこなったことについて、その規則を無視した今回の大畑町長の発言に対しては
やはり「注意文書」を提出すべきである。ということが決定されました。
議長の今回のおこないを「是」とすべきか「非」とすべきか?
このことについてAI(Google Gemini)に客観的な判断を問うたところ、以下の内容が示されました。
1. 執行部の「説明責任(アカウンタビリティ)」の欠如
予算の審議権は議会にとって最も重要な権限の一つですが、それは執行部からの適正な「情報の開示」があって初めて成立します。
審議不能の状態: 積算根拠(なぜその金額になるのかの内訳)がない状態では、議員はそれが妥当な公金支出かどうかを判断できません。
白紙委任の拒否: 根拠のない予算を通すことは、議会がチェック機能を放棄し、執行部に「白紙委任」を与えることに等しくなります。
議長がこれを阻止しようと動くのは、議会の存在意義を守るための「正当防衛」に近い行為と言えます。
2.議会の「チェック機能」の行使
通常、議長は中立を保つことで議事の円滑化を図りますが、「議会そのものの正当性」が脅かされる事態においては、その沈黙を破ることが求められる場合があります。
レフェリーから「ルール監視員」へ: 試合進行(中立)よりも、そもそもルール(事前説明や積算根拠の提示)が守られていないことを問題視し、自ら動くことで「議会の品位」を保とうとしたという解釈です。
緊急避難的措置: 1,000万円という決して少なくない公金を扱うにあたり、不透明なまま議決されることを防ぐため、慣例を一時的に棚上げしてでも一議員として警鐘を鳴らした、という大義名分が成立する行為です。
この内容からも、池上議員の意見にあるように、議長は通常「公平・中立」の立場で議事進行役(レフェリー)に徹するべきであるが、
今回のように議会が「チェック機関」の役目を果たす上で、大切な税金の使い道である「予算案」という重要な議案において、
1千万円の事前説明や積算根拠の提示がないというルールが守られていないことに対して、異を唱えたことは
正当なおこないであったと客観的に判断できると思います。
以上、今回の議員協議会では、2つの問題に対し改めて回答を求める文書を提出すること。
大畑町長の発言に対し「注意文書」を提出することが決定。
昨日5月14日開催の御浜町地域活性化調査研究特別委員会の中で、文書の素案が示され
各議員の意見を聞き加筆修正した上で、今月中に大畑町長に提出することが決まりました。
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