2021/9/29
【岸田新総裁が誕生】
9月17日に告示された自民党総裁選が本日行われました。
1回目の投票では、誰も過半数(382票)に達しませんでした。
河野太郎候補 ②255票(議員86、党員169)
岸田文雄候補 ①256票(議員146、党員110)
高市早苗候補 ③188票(議員110、党員74)
野田聖子候補 ④ 63票(議員34、党員29)
1位の岸田候補と2位の河野候補の決選投票の結果、
河野候補 170票(議員131票 都道府県39票)
岸田候補 257票(議員249票 都道府県8票)
となり、岸田文雄氏が新総裁に決まりました。

【総裁選の争点】
男女4人の立候補、そして政治的スタンスにおいても保守からリベラルまで幅の広い立候補者が出揃い、さらに派閥同士の争いより、政策論争の側面が強く出た、意義深い総裁選であったと思います。
主の争点は、①新型コロナ対策、②経済政策、③外交、防衛、④エネルギー政策、⑤年金、⑥選択的夫婦別姓やLGBTQなど多様性の問題、⑦憲法や皇統の問題など、非常に多岐にわたり、各候補の論争を通じて、日本の抱える課題や国際社会における日本の立ち位置のあり方など国民の理解が深まったのではないかと思います。
【党員票では河野氏が圧倒】
そんな中、党員の圧倒的な支持を集めたのが河野氏でした。
しかし、告示時点から知名度やインパクトで圧倒していた河野氏も、終盤はやや減速、逆に論争のなかでは高市氏が猛追しました。
私も、自民党富山県連の選挙管理委員として開票作業に立ち会いましたが、河野太郎と一旦書いたものの、高市早苗と書き直した投票用紙も見られ、論争を通じて、意中の候補が変わったという方も、もしかしたら結構いたのではないかという気もいたします。
こうしたことから考えても、総裁選の投票のあり方については、告示後、一定期間を置いて、ある程度、候補者の討論が行われた後、郵便投票が行われる方が良いのではないかと感じました。
【今回の結果は党員の思いを無視したと言えるのか?】
今回の総裁選においては、党員票で圧倒した河野氏が、決選投票で敗れる結果となったことについて、批判的な論調も見られます。こうした声が出るのは当然であり、敗れた河野候補を支援した党員の思いをくみ取った党運営が行われるべきであると思います。
しかし、政策を見比べてみればわかりますが、憲法改正や皇統の問題、外交・安全保障など国家運営の根幹の部分では岸田候補と高市候補は近い関係にあり、高市氏を支援した国会議員の多くが岸田氏の支持に回ったことは自然といえます。
議院内閣制のもとでは、政府与党が一体となって政権を運営していく必要があり、一時の国民的人気のみで政権を担っても、党内基盤が弱ければ決して安定的な運営は望めないのが実情であり、決選投票においては、政権を直接支えることになる国会議員の票が重視されることについても一定の合理性はあると思います。
岸田新総裁、そして今回敗れた3名の候補も含めて、挙党一致体制を築いていただき、引き続き国民の幸せのために働き、そして日本を守る責任を果たしていただけるよう期待いたします。
私も微力ながら、1人の自民党所属の地方議員として、一生懸命働きたいと思います。
最後に、本日、ご退任されます菅総裁に敬意と感謝を申し上げます。

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