2021/7/28
本日、富山県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、「富山アラート」が発令されました。富山県にも感染拡大の第5波の兆しが顕著となってきました。
新型コロナの感染拡大の波は繰り返しやってきていますが、その状況をよく見てみると、これまでと違った傾向が見えてきます。

5月中旬から本格的に始まった高齢者のワクチン接種は順調に進んでおり、6月くらいから70代以上の感染者数は激減しています。
7月の感染者数は7月28日現在の資料では157人の感染が確認されていますが、70代の感染者は2人、80代以上はゼロです。
重症者リスクが比較的に高いとされてきた高齢者の感染拡大がワクチン接種により抑えられていることが明らかとなっているといえます。
とは言え、重症者の数が増えていないかと言えば、やはり増えています。しかし、こちらも調べてみると重症者数は増えていますが、やはりその年齢構成に変化が見られます。

3月末から6月頃までの第4波の局面では、重症者は圧倒的に60代(グレー)、70代(黄)で増えていますが、6月から現在に至る過程では、50代(オレンジ)で最も多く4人の増加、40代未満(青)で2人の増加、60代、70代は各1人の増加にとどまっっています。80代以上では3月から重症者は増えていません。
なお、確認したところワクチン2回接種者の重症化例は県内においてはゼロであるということです。
新型コロナウイルス感染症については、最近は、感染者数だけに注目するのではなく、重症者数に注目すべきであるという論調の報道もなされるようになってきました。
一理あると考えており、極論を言えば、いくら感染者数が爆発しても、重症化する方、亡くなる方がゼロであれば、それはすでに脅威ではないと言えます。(入院者数が増えれば病床逼迫の問題が残りますが、重症化リスクが抑えられた段階で感染症の分類を2類から5類に見直せば、そうした問題も解消されるはず)
もちろん、今はまだそういう段階ではありませんが、ワクチン接種がさらに進んだ段階においては、重症者数はさらに抑えられる可能性が高そうであり、今後とも、感染の実態を詳細に精査していくことが求められると思います。
新型コロナウイルスの感染症との戦いは、まもなく1年半となります。そろそろ、まさに「Withコロナ」の時代、コロナウイルスはゼロにはなりませんが、リスクを正しく評価して、県民の希望者が概ねワクチン接種を終える秋頃を見据えて、日常生活を取り戻していく、「新型コロナの出口戦略」を県としても議論していく段階に来ていると感じています。
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