2025/8/9
先日、ラジオを聞いていて、はっとしたことがありました。
ラジオの話題は、外資による買収が撤回された「セブン&アイホールディングス」の今後の経営計画について。
セブンイレブンといえば、コンビニ業界でもトップランナーというイメージでありましたが、近年は業績が悪化しているそうです。
顧客のイメージが良くなくなっている。消費者とのコミュニケーションが不足している。若い顧客の支持が落ちている。SNS戦略で、ローソンやファミマに遅れを取っている。
自民党と比べては、セブンイレブンさんには、あまりに失礼と承知しながらも、上記の分析をみると、つい、イメージを重ねてしまいました(自民党とは、全く次元が異なるので、セブンさんは今後、経営改善され蘇っていくことでしょう。)。
今後の経営計画において、新体制のもとで、「課題を整理」、「過去の否定」を行い、しっかりケジメをつける。そのうえで、「なんのためにセブンイレブンが必要なのか?」それを一からやり直すという趣旨の解説がありました。
自民党が、今まさに求められていることです。
戦後80年のうち70年間、常に政治の中枢にあった自民党。まさに一人勝ちでありましたが、その終焉は明らかです。これまでの成功体験を捨て去り、その上で、自民党は「なんのために必要な政党なのか?」
それを、一から積み上げていく必要があると思います。
そもそも自民党は、なぜ必要とされてきたのでしょうか?
それは日米同盟のもとで日本の安全保障環境を守ってきた。そして戦後復興や高度経済成長、日本列島改造と段階を踏んで経済成長を実現し、同時に社会保障制度も確立して、日本を世界有数な豊かな社会にしてきた。
多少の批判を浴びつつも、一つ一つの政権が、目標を定め、やるべき仕事をやってきた。そのことが評価されてきたのだと思います。
しかし、今や、安全保障環境で言えば、中国の脅威と米国頼みの防衛政策への不安の増大、経済は30年余り停滞、少子高齢化の中で社会保障制度への信頼は揺らいでいます。自民党という「選択」は、「他の政党よりマシ」という消去法に成り下がってしまっており、安倍元総理の死去に伴い、その傾向が加速度を増したといえます。
そう考えると、自民党に足りないもの。それは、どのような国家を目指すのか?その目標が明確でないことにあるでしょう。
なぜ明確にならないのか?それは、考え方の異なる国会議員が一つの政党にいるからです。
じゃあ、なぜ考え方が異なるのに、同じ政党にいるのか?
それは、政権に留まるために、多数派を形成しなければならなかったからです。
でも、今や、過半数を失いました。
これからも政権に留まるためだけに、多数派工作をするとするならば、今後も、選挙は負け続けると思います。
戦後80年、結党70年。
自民党が原点に立ち返るには良い節目の年です。
改めて、自民党は「なんのために必要な政党」なのか?
そこをしっかりと突き詰めて明確にしていく。たとえ結果として、党の分断を招くことがあったとしても・・・。
そのくらいの覚悟がなければ、自民党は再生することはできないと思います。
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ホーム>政党・政治家>永森 直人 (ナガモリ ナオト)>自民党は「なんのために必要な政党」なのか?今こそ問い直す時。