2026/3/13
令和の玲!しもだ玲です。
37日間にわたる練馬区議会・第一回定例会の
全日程が終了しました。
最終日は本会議。
練馬区から提出された議案に対し各議員が意見を述べ、
賛同を求める「討論」が行われ、私も登壇しました。

■議会の討論とは?

練馬区議会で配布されている議会の教科書『議員必携』によると、
討論とは次のように説明されています。
> 議案に対し自身(会派)の意見を表明し、
反対議員または賛否未定の議員の賛同を得ること
つまり、
・この議案のここが良い
・ここに課題がある
ーーーといった意見を述べたうえで、
「自分の意見に賛同してほしい」と呼びかける場です。
…なのですが。
実際の議会では、この討論が議案の種類によっては、
“形骸化している”という指摘があります。
■各議員の賛同を?いいえ、団体行動です
地方議会の多くは、
「会派」というグループ単位で活動しています。

※練馬区議会#239より画像引用
会派は
・同一政党で構成される場合
・複数政党の合同会派
ーーーなど様々です。
重要なのはここ。
『議案の賛否は、すでに委員会で会派ごとに決まっている』ということ。
最終決定は本会議ですが、実際に、土壇場で議員個人が態度を変えることはほぼありません。
(一人の会派でも議案の賛否は事前に申告します)
つまり、
「賛同を得る」という討論の目的が『ほぼ成立していない』わけです。
これが「形骸化」と言われる理由です。
■自慢と要望と自己都合の討論
本来、討論は『賛同を得るための場』です。
ところが今日の討論では、
・この議案には我が会派の要望が盛り込まれている!
・○○〇について要望します!
ーーーといった発言が続きました。
要するに
「俺たちの要望が叶ったから賛成してくれ!」
ーーージャイアンですか?
さらに言えば、『要望』は、予算案をまとめた『行政』に伝えるべきもの。
従って、聞いている側からすると、
「それ、委員会の質疑の時に行政に言えばいいじゃん?」
という話になります。
これもまた、
“討論が形骸化している"理由の一つ”です。
■同じことを繰り返す議会
そもそも、議案への意見表明と賛否は、"一昨日"の予算委員会最終日に、
『全議員参加』のもとで、既に行われています。
そして今日。ほぼ同じ内容を、もう一度。
当然ながら、
・議員
・理事者
・傍聴席
……眠気との戦いになります。
いびきが聞こえる会議に出席していると、
「自分は何をしているんだろう」
と思うことも多々あります。
■意味のないものに税金と時間を使う議会
もっと細かい理由もありますが、長くなるので今日はこの辺で。
ただ一つ言えるのは、
『意味の薄い手続きに税金・時間・労力が使われている』
ということです。
■それでも私が討論に立つ理由
以前は、この無駄な作業にはあまり関わらずにいました。
ところがある時、
自民党の議員からこんなことを言われました。
「討論に立たない議員はやる気がない」
……なるほど。
それなら、
「無駄な作業、やってあげましょう!」
ーーーとなりました。
今では
「会議時間が長くてたまらん」
と叫んでいる同じ議員たちを見て、
少し呆れています。
■今日の討論の本当の相手
今日の私の討論では、
これまで申し上げてきた
“議会の形骸化への疑問”を共有しました。
終了後、傍聴席の方々から
・初めて見たが、まっとうなことを言う議員だと思った
・原稿を読むだけの会議で眠かったが、聞き惚れた
ーーーと声をかけていただきました。
私の意図が伝わったことが嬉しかったです。
そうです。
今日の討論の相手は、議員でも行政でもありません。
『傍聴者を含めた、練馬区民の皆さんです。』
議会の現状を知ってもらうための
"区民へのメッセージ"として話しました。
■形骸化をなくせ
議会や行政は、
『やっている感ではなく、区民の役に立つ仕組みであるべきです。』
意味の薄い慣習は見直す。
時間も税金も、"本当に必要な議論に使う"
そのための問題提起として、今回の討論に立ちました。
早速の反響をいただき、
主張してよかったと心から思っています。
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ホーム>政党・政治家>しもだ 玲 (シモダ レイ)>議会の討論はジャイアン方式?「俺たちの要望が叶ったぞ!」問題