田中 としかね ブログ
「最後の晩餐」(高校受験生にむけて)
「最後の晩餐」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。やはり有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品でしょうか。イタリアのミラノにある教会に隣接する修道院の食堂に描かれていますよね。「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、世界遺産にも登録されていますからね。ちなみに「最後の晩餐」は、イタリア語で「ウルチマ・チェーナ」といいます。「ウルチマ」が「最後の」、「チェーナ」が「晩餐」ですね。これを英語にすると「ラスト・サパー(ディナー)」になります。英語の last には「最後の」という意味だけでなく、「この前の」「昨日の」という意味もありますよね。すると、「最後の晩餐」は「昨日の晩ご飯」ということにもなるのです。これはイタリア語でも同じ意味だそうです。
このことは何か大切なことを教えてくれているような気がします。歴史に残るほど大事な「晩餐」も、実は特別なものではなく、いつもの晩ご飯と同じだったのかもしれません。そして「昨日の晩ご飯」という当たり前の出来事も、ただの「食事」ではなく、人生をいろどる大切な一場面だったのかもしれません。
家族と一緒に晩ご飯を食べる時間を大切にしてくださいね。学校であったことを話してみてもいいですし、逆に話題にしないというのでもいいのです。黙っていてもかまいません。顔を合わせて食事をしているという一日一日の積み重ねが、家族の歴史をつくっていきますから。皆さんが中学生でいられるのは三年間だけですし、特に受験生と呼ばれる時間は人生の中ではほんの短い期間限定のものなのです。そんな切羽詰まったタイミングでも「晩ご飯」は毎日やってきますからね。受験は決して一人だけで乗り越えるものではありません。フォローやらサポートやらアシストやらが様々必要になることもあるでしょう。その土台となるのが、家族との日常になるのですよ。
著者
| 肩書 |
文京区議会議長 特別区議会議長会会長 |
| 党派・会派 |
自由民主党
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