いわさき かずや ブログ

あつぎ生活応援キャッシュバック事業が終了間近!地域経済活性策か?家計支援か?単なるバラマキか?

2025/1/14

地域政党「厚木新党」 
厚木市議会議員 いわさきかずや です。

あつぎ生活応援キャッシュバック 締め切り迫る!

昨年末より実施されている、「あつぎ生活応援キャッシュバック」 
先着115,000人のところ、本日時点で応募者は110,000人超え、 
電子申請の締め切りは1月20日までではありますが、 
申込み状況から、人数到達により期間前終了となる可能性があります。

今回で4回目となり、恒例ともなってきたキャッシュバック 
市民の皆さんより、キャッシュバックは助かる!!といったお声をいただく事も。 
こちらの「あつぎ生活応援キャッシュバック」、実は年度初めには実施が 
予定されておらず、9月議会にて補正予算として提案されたものでした。

今回は事業費4.2億円、レシートは15,000円必要に!!

今回の「あつぎ生活応援キャッシュバック」 
補正予算として計上された事業費は4億2千万円。 
今回で第4回目となる本事業でありますが、 
もともとは令和2年、コロナ渦における市民の負担軽減を図るため、 
また市内店舗での消費喚起を促進する事により、 
市内の商業振興を図る目的でスタートした事業です。

厚木市内の店舗でお買い物したレシートを15,000円分集めると、 
もれなく3,000円もらえる消費喚起の事業です。 
(※従来はレシート10,000円分でしたが、今回は15,000円です) 
新型コロナウイルス感染症の影響により停滞する地域経済の活性化と 
原油価格・物価高騰等の影響を受けている生活者の負担軽減を図ると共に、 
商業振興に取り組む市内商業店舗を支援する取り組みと言うと 
聞こえは良いのですが、私は2つの事を危惧しております。

キャッシュバックの2つの危惧!まずは過去の振り返り

第1回目は、コロナ渦に約1億3千万円の事業予算でスタート。 
10,000円分のレシートで2,000円を5万人に還元。 
多くの市民の方がご利用いただく結果となりました。 
還元額1億円に対し、運営コストが3,000万円の予算でありました。 

そして、令和4年度には第2回目となるキャッシュバック事業が行われ、 
事業予算3億6千万円と規模を拡大し、補正予算が計上され実施されました。 
この時、国の補助制度(国庫補助金)を活用した事業として行っており、 
事業費に占める、国庫補助率は97.6%。 
則ち864万円の支出で、10万名の市民の皆様に3000円、 
計3億円を還元する事が出来、市民の家計負担の軽減に大きく寄与しました。 

そして、令和5年度には第3回目となるキャッシュバック事業が行われ、 
事業予算は4億4千万円と、前回を超える予算規模となりました。 
前回に続き、事業には国の補助制度(国庫補助金)を活用し、 
最終的な国庫補助率は100% 
市の出費が一切ないかたちで12万名の市民の皆様に3000円 
計3億6千万円を還元する事が出来き、物価高騰で影響を受ける市民の 
負担軽減に寄与するという、大変素晴らしい結果となりました。

しかしながら、今回は補助金交付が無い状態、 
いわば厚木市において全ての経費、約4.2億円を税金から負担するかたちで 
この事業の「あつぎ生活応援キャッシュバック」が実施されています。

年々増額される予算、そもそもの目的の効果測定を!

過去のキャッシュバック実施にあたっては、コロナ渦での取り組みや、
国の補助事業の発表などに伴い、補正予算が計上され実施されています。
今回も、補正予算が計上し実施されている訳ですが、
既に実施する事が当たり前の恒例行事化している雰囲気があり、
この点を懸念しています。

現在の物価高については本年度の予算策定段階から想定できていた
事態であり、なぜ補助金等がない状態であるにも関らず、
今回も補正予算として出てくるのか、という疑問が残ります。
当初予算において、計画はできたはずです。

今回の補正予算を前に行われた決算審議においても、
昨年度に実施した本事業の経済効果についてのやりとりがありました。
その中では「経済効果は約11億4000万円」との答弁がありましたが、
これは施策対象の流通総額であり、本キャッシュバック事業を実施した事による
経済効果と表現する事は適切ではありません。

経済効果とは、総務省統計局によると
「ある出来事が起る事で、地域に経済的なプラスがどのくらいあるかをシミュレートして、
金額で示したものが経済効果」との説明がなされております。

要約するならば、このキャッシュバック事業を行った事により、
新たに創出された消費額がどのくらい発生し、
プラスオンされたかといった視点での検証が、
今後「市内の商業振興を図る目的で施策を行うのであれば」必要です。

逆に、市民の家計負担の軽減を目的とするのであれば、
事務経費の負担が多い現行の施策以外にも、本当に支援が必要な方に対し、
限りある予算の中で如何にしっかりと届けるかという視点でも検討しなくてはなりません。

補正予算の議決には賛成しましたが注文を付けました

今回は補正予算の採決において、このキャッシュバック事業について、
しっかりと費用対効果の検証を行っていただく事に期待を込めると討論で表明し
今回は敢えて賛成をさせていただきました。

物価高に苦しむ市民の方が多い中で、このような施策が予算付で提案されれば
よっぽどの事が無い限り、多くの政治家が反対できない現実もあります。
今回も厚木市議会では全会一致で賛成されています。

議会は行政のチェック機能

黙って市民の皆様に、こんな取組みしていますよ、と振舞うことが無難ではありますが、
前述した「市も市民もキャッシュバック実施が当たり前となっている」
「本来の目的(経済効果)など測定がなされていない、検証すべき」といった部分を
しっかと問題提起しておくことも大切だと思います。

市民のみなさんの家計負担の軽減を目的とするのであれば、
事務経費の負担が多い現行の施策以外にも、本当に支援が必要な方に対し、
限りある予算の中で如何にしっかりと届けていくかといった視点でも検討が必要です。

税金を取るだけとって、取りすぎた税金を還元してやる!といったスタンスであれば
始めから、その税金を取らなければいいだけです。
現在の制度では、ガソリン代やマッサージ代、塾の学費などなんでもアリな状態です。
期間中15,000円のレシートを集めるには、敢えて市外の買い物を市内で行う、
キャッシュバックがあるから新たな買い物をするといった経済効果は少ないと考えています。
9月議会、補正予算採決において、私が代表を務める会派「あつぎ一新」では
唯一、賛成しつつも問題点を議場で指摘させていただきました。

来年以降、同様の取り組みが行われるかは現時点では不明ですが
今回の取り組みにおいて、一定の効果測定を行っていただくことになっておりますので
推移を見守りたいと思っております。

キャッシュバックの申請はリンクの電子申請のみです(郵送は終了しました)

厚木市ホームページでの案内はこちら

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