2026/4/15
府中市議会議員の渡辺しょうです。
この4月、府中市が新たに「府中市DX推進計画」(令和8年度~令和11年度の4年間)を策定しました。私たちの暮らしに関わる大切な計画ですので、ポイントをわかりやすくお伝えします。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは、単に紙を電子化するということではなく、デジタル技術を使って行政サービスや仕組みそのものをより良く変えていくことです。
今回の計画では、「スマートに応える。スマートに変わる。」 というコンセプトが掲げられています。デジタル化はあくまで「手段」であり、大切なのは市民の皆さんの暮らしの質を高めることだという考え方が土台になっています。
【柱①】市民サービスの向上
(1)スマート窓口の推進
「行かない・待たない・書かない」窓口の実現を目指します。マイナンバーカード等を活用し、申請から通知・決済までオンラインで完結できる環境を整備するほか、LINEなど日常的なコミュニケーションツールの活用も検討されます。東部・西部出張所の窓口機能の拡充や予約制の導入など、来庁される方のストレス軽減にも取り組みます。
(2)行政情報の発信強化
市の公式ウェブサイトを「迷わない・誰にでも使いやすい」ものにリニューアルし、知りたい情報にすぐたどり着けるよう改善します。また、災害時を含めた即時性のある情報提供や、市民の状況に応じたプッシュ型の情報発信(必要な情報が届く仕組み)も推進されます。
(3)デジタルデバイド対策
デジタルに不慣れな方への学びの場の提供、多言語対応や多様なコミュニケーション手段の整備、端末や通信環境が整っていない方への職員による支援など、「誰一人取り残さない」 運用を目指します。
【柱②】行政運営の最適化
(1)AI等のデジタル技術の活用
生成AIをはじめとする先進技術について実証実験を行いながら導入を進め、データに基づく政策立案(EBPM)や定型事務の自動化を推進します。
(2)DX人材の育成・確保
職員向けの計画的な研修に加え、各部署にDX推進リーダーを配置して全庁的にデジタル活用を推進します。専門性が必要な分野では外部人材の活用も行います。
(3)庁内システムの最適化
基幹系システムの標準化対応を進めるとともに、クラウドサービス(SaaS)などの共通基盤を積極的に活用します。
(4)セキュリティ対策の徹底
全職員への研修や監査を通じてセキュリティ意識を高めるとともに、「ゼロトラスト」(すべての通信を常に確認して情報を守る考え方)の導入に向けた実証も進めます。災害時のシステム継続利用に備えたICT-BCPも毎年更新されます。
高野市長をトップとする「DX推進本部会議」が全庁横断で意思決定を行い、副市長がCIO(最高情報統括責任者)として施策を統括します。外部専門人材のCIO補佐官による助言体制や、現場でDXを推進するリーダーの配置など、しっかりとした推進体制が整えられています。
本計画の策定にあたっては、市民アンケートやパブリック・コメントが実施され、多くの方の声が反映されています。計画の全文やアンケート結果は、以下の府中市ホームページからご覧いただけます。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gyosei/kekaku/kekaku/gyosei/dx-suishinnkeikaku.html
計画はあくまでスタート地点です。今後、具体的なアクションプランも策定される予定ですので、「計画どおりに進んでいるか」、「市民の使いやすさにつながっているか」を議会の立場からしっかり確認してまいります。
ご意見やご質問がありましたら、お気軽にお寄せください。
府中市議会議員
渡辺しょう

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