2026/2/8
【チームみらい なぜ躍進したか? 3つの理由】
安野貴博氏が率いるチームみらいが参院選に続き 衆院選でも議席獲得。
党をつくってまだ1年も経ってないし、小選挙区にわずか6人しか擁立していないのに、比例で「みらい」と書いてもらえるというのは、いかに政党として人気が高いかを示している。
では なぜチームみらいは有権者に選ばれるのか?
その理由は主に3つあると考える。
ひとつ目は、よく言われるように、チームみらいのイメージが良いということ。
ネット・SNS上ではアンチが目立つが、知的で若いメンバーが多く 既成政党とは違う魅力があり、多くの有権者の間では好感度が高い。
だから人に勧めやすく、支持が広がる。
ただ、選挙終盤で候補者(山本剛義氏)が粉飾会社オルツの営業責任者だったことが発覚し、公認の取り消しになった。
これが選挙前や序盤だったら、かなりのイメージダウンになったと思うが、世間に広く知られる前に投票日を迎えたことは救いだっただろう(期日前投票も多い)。
過去には、献金を集めるための貧乏アピールや、幹事長の放送事故などもあったが、致命的な悪影響はなかった。
ふたつ目は、戦略的に、他の政党との差別化(ブランディング・ポジション取り)がうまくいっていること。
今回の衆院選は、高市派か反高市派かという軸で ほとんどの政党は分類できるが、チームみらいはそこから一歩引くことによって、独自のポジションを築けた。
殺伐とした世の中で「分断をあおらない」というメッセージも人々の心にじわじわ効いてくる。
昨今の政局的な動きや排外主義などにうんざりしている人も多いはずだ(特に無党派層)。
ネット・SNS上では高市か反高市かの投稿がにぎわせているが、世間的には、そのどちらでもない(何も言わない)中立の人も多いのだ。
そういう人の比例の投票先は チームみらい一択に絞られる。
安野氏は戦略的に意識して その層を狙っているはずだ。
また、ほとんどの政党が消費税減税を訴える中、あえてそこには触れないことで、逆に目立つことができた。
チームみらいがターゲットとしているのは、働いている現役世代なので、社会保険料の引き下げを訴えたほうが刺さる。
私は昨年の参院選のときも言ったが、安野氏はそういう戦略的なポジション取りが非常にうまい。
(空白地帯というか、行き場のない票を取り込める)
三つ目は、AI・テクノロジー政策が若者の期待を集めやすく、熱心な支持者が多いことだ。
支持者が高齢化している中道(立憲・公明)や共産党に比べて、若いほうが選挙活動の量が上がる。
チームみらいの党費は 安いコースでも月1500円(年18000円)で、他の政党より2~3倍高いが、党員は確実に増えている。
そういう熱心な支持者も ライト層も取り込めるのが みらいの強みだ。
党員・サポーター参加型の組織づくりという面でも高いレベルにある。
以上にように、チームみらいはイメージ・ポジション取り・テクノロジー政策などにおいて優位性があり、小さい政党だからこそできる見事な戦い方だった。
衆参両院で議席を得たことで、チームみらいの存在感が大きくなり、政党交付金も増えるし、さらなる伸びしろがある。
「連携したい党」として他の党から みらいの名前があげられることも多い。
超党派で他の議員を巻き込み、国会を動かすことができるか。
有権者の期待に応えられるような実績を残していけるか注目である。
▼ 解説動画はこちら
萩原圭一(はぎわら・けいいち)
埼玉県 和光市議会議員( 無所属 )/投資家・トレーダー/1982年生まれ/メディア掲載多数( みんかぶ・SPAなど )/投資顧問会社等に勤務し 36歳のとき議員当選
X(旧ツイッター)
https://x.com/hagi_k1
YouTube
https://youtube.com/@hagi_k1
お問い合わせ・取材依頼など
[email protected]
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>萩原 圭一 (ハギワラ ケイイチ)>【衆院選】チームみらい なぜ躍進したか? 3つの理由/安野貴博氏の選挙戦略などを解説(衆議院選挙)