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庄嶋 たかひろ ブログ

6月16日(火)、#令和8年第2回大田区議会定例会(第1日)における代表質問の動画と会議録(速...

2026/7/4

6月16日(火)、#令和8年第2回大田区議会定例会(第1日)における代表質問の動画と会議録(速報版)をご紹介します。#立憲民主党大田区議団 を代表して行いましたが、区政の全体を俯瞰する一方、徹底して現場を大事にするからこそ、私にしかできない質問があると思っています。今回はまさにそれです。

取り上げたテーマは下記のとおりです。
1 「子育てNo.1都市」とは、について
2 政策目的としてのウェルビーイングについて
3 地域ニーズにかなうパークマネジメントについて
4 大森駅開業150周年を迎えた大森のまちづくりについて
5 実社会での学びが増す中での主権者教育について

鈴木区長が掲げるキャッチフレーズ「#子育てNo1都市」とは、何をもってNo.1なのか、との質問は、現在の区政の核心に関わるもので、その答弁に対しては、議場がざわつきました。面白いのでぜひご覧ください。

動画は下記よりご覧になれます(↓)
https://www.youtube.com/watch?v=4OBpn4K6Ux8

会議録(速報版)を下記に掲載します。

* * * * *

◆41番(庄嶋孝広議員) 立憲民主党大田区議団、庄嶋孝広です。
 アメリカとイスラエルによるイラン攻撃から始まった戦闘により、石油化学製品の供給の滞りが大田区内でも起きていることを、私も町工場、商店街、建設業の皆さんなどから伺ってまいりました。恒久的な戦闘終結につながる外交努力を政府に求めるとともに、国、東京都、大田区それぞれに産業や生活への影響を押しとどめるための対策、また、この機会にバイオマス由来の製品など、石油に頼り過ぎない社会への転換を図ることを冒頭求めた上で、会派を代表しての質問に移ります。
 まずは鈴木区長が令和7年5月の記者会見以来、積極的に発信されている住み続けたいまちNo.1、そして子育てNo.1都市というキャッチフレーズについてです。
 このうち、住み続けたいまちNo.1については、令和8年予算特別委員会での総括質疑で質問し、単なるスローガンではなく、検証可能な目標であるとの答弁を得たところです。今年度に入り、区のホームページや公式LINE、新しく作成された子育てPRパンフレットなど、至るところで「子育てNo.1都市」という言葉が目立つようになっています。そこでは、子育て世帯にとっての大田区の魅力、また、子育て、教育、母子保健、公園などの施策がまとめて紹介されており、その点は評価いたします。大田区シティプロモーション戦略においても子育て世帯を中心とする区民をターゲットにしていますが、子育てNo.1都市を掲げて本格的に加速してきた感があります。
 とはいえ、子育て施策をセールスポイントにする自治体は全国的にも珍しくありません。西の明石市、東の流山市と並び称される両市などは、独自の子育て施策や強力なブランディングによって、子育て世帯をはじめとする人口増加という成果に結びつけてきたことで知られます。また、日経ウーマンと日本経済新聞社の自治体の子育て支援制度に関する調査を基にした、2025年版「共働き子育てしやすい街ランキング」では、お隣の品川区が総合編1位となったことが話題となりました。順位の変動が大きなランキングですので、一喜一憂するものではないと考えますが、品川区が学用品、修学旅行、制服の無償化、朝の児童の居場所確保事業などを他自治体に先駆けて行ってきたことも評価されていると言えます。
 そんな中で、我が区の「No.1」という表現にインパクトがあるだけに、その意味するところは何かと区民の皆さんに尋ねられることも度々です。
 そこで伺います。鈴木区長が目指す子育てNo.1都市とは、何をもってNo.1なのか、お示しください。
 なお、大田区では、ゼロから4歳、30から39歳の子育て世帯の転出超過の大きさを課題として認識してきました。住宅価格や家賃の上昇も見られる中、大田区でこどもを持った世帯が、大田区の子育て環境や子育て施策に魅力を感じたとしても、住宅コストが理由で住み続けたくても住み続けられないことがあるとしたら対策が必要であると考えます。住宅施策については、我が会派の平野春望議員が一般質問で取り上げます。
 次に、心身の健康や社会的なつながりに恵まれ、幸せを感じる状態を表すウェルビーイングについてです。
 経済的な豊かさとは異なる幸福に着目する考え方は、以前から海外ではブータンの国民総幸福、国内でも荒川区の荒川区民総幸福度(Gross Arakawa Happiness)などがありましたが、近年はウェルビーイングとして政策目的にすることが広がりを見せています。
 世界的には世界幸福度ランキングが知られていますが、我が国においても、デジタル庁が地域幸福度を、主観的なアンケートと客観的なデータから全国の都道府県、市区町村について測定、発表しています。品川区では、この地域幸福度を基に独自のウェルビーイング指標を設け、一歩進んでウェルビーイング予算として予算編成にまで踏み込んでいます。
 翻って我が大田区はいかがでしょうか。大田区シティプロモーション戦略でウェルビーイングの向上を目的に含め、おおた健康プランでは主観的健康感を指標とするなど、ウェルビーイングの観点は様々な分野の政策目的に広がっているように見えます。大田区基本構想が掲げる将来像「心やすらぎ 未来へはばたく 笑顔のまち大田区」の本質もウェルビーイングを表していると言えます。しかし、現状の大田区でウェルビーイングが政策目的として明確になっているとまでは言えません。
 ここで注目するのが、連続テレビ小説「ブラッサム」のモデルとなる、馬込文士村を代表する作家、宇野千代です。先週6月10日は没後30年の命日であり、世田谷区立世田谷文学館で開催中の「没後30年宇野千代展」を見学しました。馬込時代も含む「恋と創作の若き日々」と題した展示に触れるとともに、「私、何だか死なないような気がするんですよ」との名言を残したその98歳の生涯は、人生100年時代のウェルビーイングのシンボルになるものだと感じました。
 まさに人生100年時代とされる今、健康寿命の延伸や生涯学習の継続に政策的に取り組む重要性は増していると考えます。身近にスポーツや文化・芸術に親しめる環境を増やすことは、一人ひとりの幸せを通じてよりよい社会にもつながります。また、地域活動は個人の幸福度を増すとともに、地域活動が盛んな地域では、活動に参加していない住民の幸福度や愛着度も高まるという研究もあります。区民協働や公民連携によって地域のつながりを豊かにすることは、区民と地域のウェルビーイング向上に寄与します。
 そこで伺います。我が区の区政全般においてウェルビーイングをどのように捉え、その向上はいかにしてなされると考えるか、お示しください。
 次に、今年3月に策定された大田区パークマネジメントマスタープランについてです。
 大田区基本構想策定時のアンケートにおいて、小中学生の自由記述欄への回答で最も多く登場したのが公園でした。それを受け、公園施策の優先度を上げ、マスタープランを策定したことを高く評価します。5月21日の区長記者会見でも言及がありましたが、マスタープランで位置づけた「こどもの視点で考える公園づくり」として、東糀谷四丁目公園では、児童たちの提案を基に、ボール遊びができる、その名もスポーツパーク「ス・ポ・パ」が整備されました。また、独自教科「おおたの未来づくり」でも公園をテーマとする取組が始まっています。4年以上も前になりますが、令和4年第1回定例会での一般質問で、こどもの意見表明と区政参加について提案しました。こどもたちの意見を反映した公園づくりがようやく本格化し、今後さらに拡大していくことに期待します。
 ここでは、地区内での公園の役割分担の進め方について提案します。身近な公園は地域の中で活用されますので、地域ニーズに合わせて一定の行動範囲の中に様々なタイプの公園があることが望ましいです。パークマネジメントマスタープランでも、乳幼児が安心して過ごせる子育てひろば公園づくりのほか、いきいき健康公園づくりなど公園をタイプ分けして、多様なニーズに応える方向性が示されています。マスタープランでは、区内を七つの地域に分けて、地域特性を活かしたパークマネジメント方針が示されていますが、より小さな地区単位で考える視点も必要ではないかと考えます。
 例えば、マスタープランでは糀谷・羽田地域に含まれる大森東地区です。大森東地区では、児童館機能を持っていた大森東四丁目センターに続き、大森南児童館も廃止され、地区内から児童館がなくなりました。こうした状況変化の中、青少年育成に携わる地域の皆さん主体で、どこでも児童館を掲げて、大森南図書館、大森第四小学校放課後ひろば、テクノFRONT森ヶ崎、森ケ崎緑華園など、地域資源をフル活用したこどもの居場所づくりに取り組んでいます。当然、公園もこどもの大切な居場所であり、ボール遊びができる公園が欲しいなどの切実な声があります。こうした変化する地域の実情を捉えながら、地域コミュニティとの対話の中から地域ニーズに合った公園の役割を見いだしていくのが真のパークマネジメントであると考えます。
 そこで伺います。パークマネジメントマスタープランを基に、地区内の各公園にどのような役割を持たせるかを決めるに当たっては、こどもを含む地域住民と対話しながら、地域コミュニティの視点を持って進める必要があると考えますが、見解をお示しください。
 次に、大森のまちづくりについてです。東京では品川駅、新橋駅に次いで3番目に古い歴史を持つ大森駅が、先週6月12日に開業150周年を迎えました。12、13、14日の金、土、日曜日の3日間、東口駅前広場を中心に開催された記念イベントは、地域が主体となって駅と協力し、熱気あふれるものとなりました。12日には、大森ゆかりの芸能人、片桐はいりさんが作詞された記念ソング「たまたま大森」も初披露されました。これは駅を行き交う多くの住民や来街者の声を集めてつくられた歌です。歌詞には、「モースも汽車の窓から貝を見つけた」、「山の手と下町が両方あるんだよ」、「中途半端がここちいい町」といったフレーズがあります。ターミナル駅ではないけれど、境目のまちとしての多面性を持ち、日常の中でたまたま思いがけない幸せに出会えるまちという大森らしさが表れています。13日にはこどもたちのパレードも行われ、大森のまちが持つ底力を改めて実感させるものでした。
 振り返れば、明治9年、1876年に大森駅ができたことが、翌明治10年、1877年のモース博士たちによる大森貝塚の発見・発掘につながり、大森は日本考古学発祥の地とされています。また、馬込文士村ができたのも、大森駅からほどよい距離の馬込が文士たちにとって手頃な住まいとなったからです。まさに大森駅は、大森の市街地はもちろん、歴史・文化を育んできたと言えます。
 しかし、開業から150年を経た大森駅は変化のさなかにあります。大森駅西口の都市計画事業による池上通りの道路拡幅は、線路沿いの店舗がなくなることによる駅前のにぎわい創出という課題を抱えます。さらに、沿線環境も変化しています。今年3月には、隣の大井町駅にOIMACHI TRACKSがまち開きしました。大きな資本を投下してのJR東日本による広域品川圏の大規模開発が進んでいますが、大森はその範囲には含まれていません。
 そんな中、大田区歴史的風致維持向上計画が国に認定されました。有名観光地で策定されてきた同計画ですが、東京都内では初めてとなります。今年度は重点区域の一つである池上・洗足池区域で国の補助事業が申請されていると聞きますが、もう一つの重点区域である大森区域での活用は、歴史・文化を活かした大森らしいまちづくりにつなげることが期待できます。幸いにも、来年の大森貝塚発掘150周年は新たなレガシーを築く絶好の機会と言えます。また、人づくりの動きも始まっています。スマイル大森の大森北区民活動施設では、連続講座「まちとみちのひらき方」を開催し、大森をテーマにした学び、ネットワークづくりに取り組んでいます。
 折しも今年度は、大森区と蒲田区が合併し、大田区が誕生して80周年を迎えます。鉄道駅の周りに形成された中心市街地である大森と蒲田が互いに個性を主張し合うことが、大田区の魅力向上にもつながります。
 そこで伺います。これまでの大森の歴史を振り返り、これからの大森の未来をどのように展望するか、区長の思いをお聞かせください。
 最後に、主権者教育についてです。
 今年3月16日、沖縄県名護市の辺野古沖における同志社国際高校の研修旅行において、ボート転覆事故が発生しました。未来ある生徒の命が失われた大変痛ましい事故であり、学校や受入れ側のずさんな安全管理に、一人の人間として、そして同じ年代の子を持つ親として強い憤りを感じます。
 一方で、5月22日に文部科学省が、辺野古への移設工事に関する学習について、政治的活動を禁じる教育基本法第14条第2項に反するものであったと考えられ、是正を図る必要があると、政治的中立について初めて判断したことについては、教育現場を萎縮させるのではないかとの声も上がっています。多様な意見に触れることが求められる主権者教育における政治的中立とは何かを問う事態となっています。
 近年、小中学校も含め、探究学習やこどもの意見表明など、実社会に参画する学びの機会が増えています。次期学習指導要領の検討でも、民主的で持続可能な社会の担い手の育成が掲げられています。大田区においても、小学5・6年生を対象とする独自教科「おおたの未来づくり」では、地域や社会とつながる学びが行われています。自らの所属する社会に関わる取組として、中学校の生徒会活動の中で校則の見直しを行う事例もあります。また、アメリカで生まれた世界の課題解決に挑むワールドピースゲームも、久原小学校、矢口東小学校などで実施され、令和7年、2025年12月に大森東小学校で行われた際は私も見学させていただきました。6年生の児童たちがチームに分かれ、次々と降りかかる世界の難題に取り組む姿は印象的でした。
 大田区議会でも、平成16年、2004年8月に大田区こども議会を開催した歴史があります。また、現在も区立中学校の3年生全員におおた区議会だよりを配付し、リアルな区政課題を伝えています。現実の社会的事象を取り扱う機会は、区立小中学校でも今後増えていくと考えられます。中には、区議会や区民の間で意見が分かれる、例えば新空港線蒲蒲線のような政治的事象が題材となることがあるかもしれません。その際、題材とすることをタブー視しないことはもちろん、区の方針だけでなく、区民の間にある懸念や疑問、反対の意見についても知る機会をつくることが政治的中立にかなうとも考えられます。一方、多様な意見に触れようにも、デジタル時代の今、SNSではアルゴリズムにより偏った情報にばかり触れるおそれがあることは、主権者教育や政治的中立にとって脅威となり得ます。
 そこで伺います。以上のような教育を取り巻く環境を踏まえた、こどもたちへの主権者教育の在り方について、教育長の考えをお聞かせください。
 以上、タイムリーなテーマを5点取り上げました。区民が希望ある未来を描ける答弁を求め、私の代表質問を終わります。(拍手)

◎鈴木区長 庄嶋孝広議員の代表質問に順次お答えいたします。
 子育てNo.1都市に関するご質問ですが、区が目指す子育てNo.1都市とは、単なる数値目標や他自治体との比較のみをもって定義するものではなく、今、大田区で子育てをしている区民の皆様が、日々の暮らしの中で、大田区で子育てをしていて本当によかったと心から実感していただける状態となっていること、これを目指すべきところとしております。区が一方的に指標を掲げて満足するのではなく、子育てをされている皆様が抱える小さな不安に寄り添い、孤立させない地域づくりを行い、こどもたちの健やかな成長を社会全体であたたかく見守る、そうした安心感と実感の積み重ねこそが、本区におけるNo.1の真髄であります。そして、地域コミュニティの力と行政の支援が有機的に結びつき、誰もがここなら安心してこどもを育てられると確信を持てる環境、それが本区の描く未来図であり、私の決意であります。私は、区民の皆様と共に、誰もが笑顔で子育てができる、そして末永く愛着を持って住み続けられる大田区を実現するために、全力を挙げて取り組んでまいります。
 次に、ウェルビーイングに関するご質問ですが、経済的な豊かさだけでなく、一人ひとりが心身ともに健康で、社会的なつながりを持ち、自分らしく生きがいを感じられるウェルビーイングの実現は、あらゆる行政施策の根底に置かれるべき重要課題であります。大田区基本構想では、私たちが目指すべき将来像を示しておりますが、この将来像の実現こそが、まさに大田区におけるウェルビーイングの体現そのものであると捉えております。
 そして、この基本構想が描く未来を具体的に形にするための手段が大田区基本計画であり、ウェルビーイングの向上は特定の分野だけで成し遂げられるものではありません。子育て、教育、福祉、産業、環境、まちづくりといった各分野の施策を網の目のように連動させ、総合的に推進していくことによって初めて、区民の皆様の暮らしの幸福感を高めていくことができると確信しております。今後とも、基本計画に基づく各施策を着実に推進し、「心やすらぎ 未来へはばたく 笑顔のまち 大田区」の実現に向けて全力で邁進してまいります。
 地域コミュニティの視点を踏まえた公園づくりに関する質問ですが、区では、公園づくりの羅針盤として策定した大田区パークマネジメントマスタープランに基づき、五つのアプローチと三つの重点的な取組等を横断的に結びつけながら、効果的に公園づくりを推進しております。計画の推進に当たっては、こどもたちや子育て世代を含めた地域コミュニティの様々な意見を取り入れ、区民一人ひとりの多様なニーズを捉えるなど、公園の活用を通じ地域の魅力を高めていくことが求められています。具体的には、東糀谷四丁目児童公園におきましては、東糀谷小学校の児童に公園のデザインやルールの見直しなどの意見をいただき、自由度の高いボール遊びができる広場を整備いたしました。区では、今後も区民参画の機会を多く設け、地域のこどもたちをはじめ、幅広い年齢層の方々から多様なご意見をお聞きするとともに、引き続き、ご理解、ご協力をいただきながら、多くの方に愛される魅力あふれる公園づくりを推進してまいります。
 大森のまちづくりに関するご質問ですが、大田区歴史的風致維持向上計画は、大田区が歩んできた歴史の重みと、それを守り続けてきた区民の皆様の努力が国に認められた証であり、地域における歴史や文化、伝統を反映した人々の活動と、その活動が行われる歴史的価値の高い建造物が存在する良好な市街地を対象に、七つの歴史的風致が決定されました。
 大森駅周辺には、大森貝塚にみる歴史的風致、海苔のふるさとにみる歴史的風致、馬込文士村にみる歴史的風致があり、その中でも大森貝塚にみる歴史的風致は、日本考古学の礎が築かれた場所であり、その学術的・歴史的価値を守り伝える大森貝塚保存会の顕彰活動等が評価され、重点区域に認定されました。区といたしましては、今回の認定を好機と捉え、地域、団体や区民の皆様と密に連携しながら、大森の豊かな歴史・文化の維持向上やシビックプライドの醸成、次世代への継承に取り組むとともに、大森駅西口周辺における安全・安心な交通環境改善や、多様な使い方ができる広場空間の創出など、地域の魅力をさらに高めるまちづくりを推進してまいります。私からは以上です。

◎小黒教育長 私からは、主権者教育に関するご質問にお答えします。
 主権者教育の目的は、単に政治の仕組みについて必要な知識を習得するだけではなく、主権者として社会の中で自立し、他者と連携・協働しながら、社会で生きる力や地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担う力を、児童・生徒の発達段階に応じて身につけさせることにあります。各学校では、社会科や特別活動、総合的な学習の時間などを通して、現実の社会的事象を題材としながら、児童・生徒が実感を持って、根拠に基づいて自ら判断する学習を行っております。
 なお、現実的な社会的事象の取扱いに当たっては、学校における政治的中立の観点に留意する必要があります。また、教科「おおたの未来づくり」などの探究的な学びや、こどもの意見表明の機会を充実することは、児童・生徒が社会の課題を自分事として捉え、情報を収集・分析しながら課題解決に向けた提案を行うとともに、多様な他者との対話や協働を通して合意形成を図る力を育むことにつながります。こうした学びは、地域や社会への主体的な参画意識を高める主権者教育として重要な取組であると考えております。今後も、おおた教育ビジョンの理念を踏まえ、こどもたちが主権者として、笑顔とあたたかさあふれる未来を創り出す力を育んでまいります。

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著者

庄嶋 たかひろ

庄嶋 たかひろ

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肩書 大田区議会議員、地方自治コンサルタント(ファシリテーター)
党派・会派 立憲民主党
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