2025/9/22
大津市から小さな政府、安い税金 古田ひろきです。
北海道釧路市では2025年10月から「自然と太陽光発電施設の調和に関する条例」が施行予定であり、その内容は全国的にも注目を集めています。
私は、メガソーラーに対して大きな問題があると考えています。
そこで、釧路市の条例と大市の条例を比較してみました!
大津市は防災の観点から地盤による制約はあるものの、住民説明会の義務がない点や違反した場合の罰則が甘い部分があることがわかりました。
昨今は熊の被害も注目される中、生態系への配慮もしっかり考えていかなければなりません。
そもそもの太陽光発電の問題点は別の記事に譲り、条例の特徴や規制の抑止力を中心に比較をしてみます。
| 項目 | 釧路市 | 大津市 |
|---|---|---|
| 対象規模 | 出力10kW以上(小規模も含む) | 出力50kW以上・1,000㎡超など中〜大規模 |
| 規制目的 | 自然環境・生物多様性の保護 | 防災・景観・生活環境の保護 |
| 住民説明 | 必須(説明会開催義務あり) | 配慮義務あり、説明会は必須ではない |
| 禁止・抑制区域 | 特定保全種の生息地を「特別保全区域」に指定 | 古都保存地区・砂防区域・盛土規制区域など |
| 罰則・制裁 | 許可取消し、氏名公表、保険加入義務など強力 | 許可取消し・申請不許可など比較的穏やか |
| 抑止力 | 参入そのものを止める強力な仕組み | 大規模案件に歯止めをかける仕組み |
メリット
- 防災・景観に配慮されており、土砂災害や景観破壊のリスクから住民生活が守られる。
- 大規模案件に歯止めがかかるため、急激な環境変化を避けやすい。
デメリット
- 自然環境そのもの(生態系保護)への規制は比較的弱い
- 釧路市ほどの強い罰則がないため、事業者が強引に計画を進める余地が残る。
メリット
- 自然環境や希少種の保護に力点が置かれ、市民の環境意識に沿った強力な安心感。
- 小規模事業も規制対象のため、生活環境の変化を未然に防ぎやすい。
デメリット
- 小規模案件まで規制対象となるため、再エネ導入のスピードが鈍化し、市民の電力コストやエネルギー供給に影響する可能性がある。
- 事業者が参入を控えることで、地域の経済波及効果が限定的になる場合もある。
現行の条例は防災・景観重視であるため、気候変動や生態系保護の観点が十分とはいえません。今後、自然環境への直接的な規制を強化する必要があるでしょう。
大津市においても、今後のエネルギー政策と市民生活を守るためには、条例の「抑止力」を一層強化することが重要です。具体的には:
これにより、大津市は「暮らしを守る」だけでなく「自然も守る」強固な条例へと進化し、将来的な安心と持続可能性を確保できるでしょう。
大津市の条例は、防災や景観、生活環境に重点を置き、比較的大規模な太陽光発電事業を対象に規制をかけています。一方で釧路市は、小規模案件も含め徹底的に自然環境との調和を求め、違反者には厳しい制裁を課すなど、参入そのものを強力に抑止する条例です。
エネルギー政策は生活に直結した大きな問題です。
地方行政においても、しっかり知見を持ち、取り組む必要があります。
みなさんはどう思われますでしょうか。
ご意見やご感想をお寄せいただければとても有り難いです。
【LINE公式アカウント】
北海道 釧路湿原でメガソーラー建設相次ぐ 市長と環境相が面会
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250919/k10014927901000.html#anchor-04
釧路市自然と共生する太陽光発電施設の設置に関するガイドラインを策定しました
https://www.city.kushiro.lg.jp/machi/kankyou/1004257/solarguideline.html
太陽光発電設備の設置について
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/035/1308/g/taiyoukou/1522391438740.html
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>古田 弘樹 (フルタ ヒロキ)>釧路市の条例と比べた大津市のメガソーラーへの規制を比較してみました