2026/3/29
最後に、無痛分娩費用助成について伺います。
少子化が深刻化する中、安心して出産できる環境整備が求められています。その一環として、東京都は、本年10月1日以降に出産した方を対象に、無痛分娩を希望される方には最大10万円の助成をする支援を行っています。無痛分娩は、出産時の痛みを麻酔で和らげることを目的としています。高血圧や心疾患などがある妊婦への影響が軽減できること、産後の回復が早いことで妊婦の体への負担が軽減されることから、希望される方が増えています。
東京都が昨年実施した調査で、出産した方の6割以上が次回の出産時には無痛分娩を希望していること、一方で、希望した方のうち約3割の方は費用が高いことなどを理由に断念していることが分かったことを踏まえて、希望する方が安心して無痛分娩を選択できるよう費用助成が始まりました。都は、安心して無痛分娩を選択できるようにすることで、出産に対する多様なニーズに応えられる社会を実現していきたいとしています。
しかし、都内の無痛分娩の平均費用は12万4,000円に上ります。都による助成が始まったものの、出産にはほかにも多くの費用がかかることから、さらなる費用助成を求める声が上がっています。出産費用の負担軽減については国においても議論が進められており、無償化に向けて、来年度をめどに制度設計を固める方針とされています。しかし、現時点では、無痛分娩が無償化の対象に含まれるかは明らかではありません。
そこで、都の助成に区として上乗せを行い、誰もが安心して出産に臨めるよう支援の拡充を求めますが、区の見解を伺います。
【区の答弁】
無痛分娩費用助成についてお答えいたします。
無痛分娩は、出産に伴う痛みを抑え、出産に対する不安や身体的な負担を軽減するメリットがあることから、出産に関する選択肢として関心が高まっており、実施可能な医療機関も増えていると認識しております。一方で、無痛分娩は10万円~20万円程度の出産費用の負担増が求められ、東京都が本年10月より無痛分娩にかかる費用に対し、医療機関を介して最大10万円の補助を開始いたしました。
東京都は、この補助制度に当たり、対象医療機関における安全な医療提供体制の確保の確認等をあらかじめ行うほか、無痛分娩の選択について中立的な立場から情報提供を行い、麻酔に伴うリスクへの妊婦の理解と同意を得ることを求めています。東京都の無痛分娩費用助成に対して、区からさらに上乗せで助成を行うことについては、開始間もないこともあり、まずは本助成制度の実施状況や他の自治体の動向を注視し、無痛分娩のニーズの把握等に努めてまいります。
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